Chapter:32 Sympathy/共鳴する力

27話。殺意の波動に目覚めてしまったリュウはどうしたのだろう。

そのリュウはさておいて、とりあえず全員揃ったようだ。ケンに説明を求める春麗とキャミィ。だがケンは無言を貫く一方だ。そしてリリスだが、モリガンはリリスに私と一緒に来いと言ってくる。どちらか1人しかいちゃいけないという事はない筈だし、そのほうが面白そうじゃない? …というのがモリガンの主張だ。零児の意見により、リリスはモリガンの傍にいられる事になり、リリスに漸く笑顔が戻った。するとそこに「私も加えてもらえないか」という声が。声の主はシオンによって強制リセットを掛けられたわや姫。彼女は同門(夢想抜刀流)のよしみと言う事でタキに預けられる。

そんな折に空間の断裂が始まってしまう。そして空間歪曲により発せられた光の中から、ダストドラゴンが現れる。気が付くと他のメンバーも巻き込まれたらしく、何人か足りない。ソウルエッジと魔方陣が反応しあった所為で、他のメンバーは空間転移に巻き込まれてしまったようだ。だから、この魔方陣を使って同じ事をするしか、他の皆と合流する手立てはない。だがその為にはダストドラゴンを処理しなくてはいけない。ダストドラゴンを処理しようとしたその時、グノーシスが現れる。本物か偽物かKOS-MOSでも判別できない。だが超戦士の勘ではどうやら本物らしい。ダストワールドにもグノーシスが入り込んでいたらしい。

とにかく魔方陣を使えるようにする為にも戦闘に。例によって頭数を減らしていくと…またしても堕天の騎士とジュダ。今度はローズ達も連れている。堕天の騎士の目的は、表向きはワルキューレへの復讐だが、真の目的はそうじゃないとワルキューレは看破する。そして3人は操られているのではなく、堕天の騎士に魂を縛られているのだろう、とワルキューレ。だが3人は間違いなく三途の川を渡ってきた者たち。死を司る堕天の騎士には抗う事は出来ない。何かよい方法はないものかとワルキューレは悩む。

更に頭数を減らしていくと、KOS-MOSが高エネルギー体をキャッチ。数は1つ。すると現れたのは天空寺院でリーバードとドンパチやっていた平八。エネルギー反応は平八の所持品かららしく、黄金の種と同一らしい。平八はワルキューレに黄金の種を渡す。大巫女は平八に元の世界へ返す条件として、黄金の種をワルキューレに渡す事を命ぜられていたのだ。大巫女が黄金の種を託した理由をワルキューレは密かに知る。だが平八は帰らない…というか帰る気もないらしい。娘が戦っているのを捨て置くのは寝覚めが悪いというのは平八の弁。そして、平八を追ってきたロボットの相手位はしようと言っている。だが追ってきた機械兵はゾウナの兵隊ではないようだ。

さて気を取り直して再開。まずはスキルの所為で行動順番が早く回ってくる坊ちゃんからシメる。やはり身体の変調を訴えるジュダ。そこにお前の正体を教えろと詰め掛けるスタン。その様子に疑問を抱くルーティ。だがジュダはそのまま消える。だが堕天の騎士はジュダを蘇らせたばかりか、残りの二人の傷をも回復させてしまう。「死を司る」とはこういう意味だった様だ。やはり彼らの魂は堕天の騎士に縛られていると断定。3人が堕天の騎士に従属している最大の理由はこれだったのだ。ジュダが過ちは必ず清算すると話したその時、ルーティは漸くジュダのその素性に気付く。そして、堕天の騎士を倒しても3人の魂は解放されないだろうとロックは推測する。その予想が違うからこそ、堕天の騎士は下に降りてきたというわけだ。

そんな訳でとりあえずジュダ達3人は後回しにして堕天の騎士から先にシメる。だがやっぱりダメなようだ。するとワルキューレは、今の私になら出来るかもしれないと。…そう、大巫女より託された黄金の種の力を借りれば、魂の呪縛から3人を解放する事が出来るのだ。そうしてワルキューレは黄金の種の魔力を解放、堕天の騎士と3人の魂は消える。魂への呪縛は解けたはず、とワルキューレ。効果があったかどうかは確認する術は無いが、後は自分達が出来る事を為すのみ。残りを片付けようとすると、魔方陣が光り出す。またも次元転移らしき反応が現れ、そこにリーバード、ジュノ、そして飛燕が現れる。一難去ってまた一難とは正にこの事ですね…トホ〜。ジュノによると、ガイニー・トーレンを回収する為に天空寺院へ次元転移をした筈が、装置の故障か何かでここに飛ばされたのだと言う。魔方陣とソウルエッジの転移現象により、次元の壁が最も薄くなっているのがここなのだろうとワルキューレが説明する。そんなワルキューレの説明をよそに、今度こそジュノを破壊しようとするロック。だがジュノは大分メモリーを取り戻して来たらしく、とうとう本名に様付けで呼ぶ事まで思い出した様だ。互いに引き合っているのかもしれない、というトロンの言葉に同意を覚えるロック。

そんな訳で先に接近して来た飛燕をシメる。で、例によってさっさと撤退する飛燕。グランドマスターの居場所は何処かと尋ねるも、何も得られず。更にジュノを落とす。その言動からロックは「イレギュラー化している?」と呟く。…そうだった、DASHの世界でも「イレギュラー」「イレギュラーハンター」という言葉(1)は出てくるんだった;;…てか、この二つの言葉を出すんなら、イレギュラーハンターの設定があるロックマンX組も参戦させてくださいヨ…(まだ言うか)イレギュラー化の事を言われたジュノは「貴方の所為ですよ、ロックマン・トリッガー様」と言い残し、去っていく。そして、ロックの発した「イレギュラー」という言葉にまたも首を傾げるロール。ロック自身も「イレギュラー化」という言葉の意味は判ってはいない様だ…って事は、このロックはDASH2以前、1等粛清官(2)としての記憶が戻る前のロックって事かー…

閑話休題、全ユニットを撃退させるとまたも空間転移が。すると、その空間転移で魔方陣の上にいたダストドラゴンが消えてしまう。恐らくは、黄金の種の力を解放した事で、黄金の種と魔方陣が共鳴した事により、次元転移が発生したのだろう。そんな事を話しあっていると魔方陣に光が。どうやら魔方陣に力が戻ったらしい。今の状態ならば他の仲間の元へいく事が出来るかもしれない。意を決して魔方陣の中に飛び込む。

…や やっと終わった…!ってか、リュウは何処へ行ってしまったのやら…

  1. いずれもロックマンXが初出。「電子頭脳に異常をきたし、人間もしくはレプリロイドに危害を加えたレプリロイド」がイレギュラー、その暴走レプリロイドを処分する組織もしくはレプリロイドを「イレギュラーハンター」と、Xでは定義している
  2. Xシリーズで言うイレギュラーハンター相当
タイトルとURLをコピーしました